魂の...宮崎旅

2月の初めの5日間、初めて宮崎県に行って来ました。施術士の先輩が、宮崎県でセミナーを開催に辺り、「鮨、食べに行くよ。」の言葉が事の発端。金額を聞いてビックリ。んな鮨、あるかー!というのが最初の正直な感想でした笑

 

でも、日が経つにつれて、気になるばかり。そしてふと。行きたかった霧島連山の高千穂峰も行ける、美味しいお鮨も食べられる、セミナーのお手伝いもさせて貰える、楽しいことづくしじゃあないか、と。そして、去年何かと上野の銅像に導かれた、西郷どんこと西郷隆盛が、西南戦争で新政府軍に追われ、鹿児島に戻る途中で立ち寄ったであろう都城という土地も何だか気になる。それらを全て実現して参りました!

 

DAY1: 羽田空港-宮崎空港-都城 都城駅泊

宮崎空港に降り立ったら椰子の木が。南国~。電車を乗り継いで都城へ。目的は、都城島津邸の敷地内にある石蔵カフェ「カフェMIYABI」。ご飯が美味しそうで口コミも高評価。駅から微妙に遠いのでどうしようと、迷いながらふらっと寄った都城駅前の観光センター。事前に都城の西郷さんゆかりの場所を調べたらなく。でも実はあるのかもと聞いたところ、近くにはない、との回答。その代わり、自転車を無料でお借りすることが出来ました。徒歩だと微妙に遠い島津邸まですぐでした。有難や~(涙)敷地内のカフェへ。店員さんの60代のご婦人がお二人、とっても美味しいハンバーグ御膳を提供して下さいました。次の日に行く予定の高千穂峰の情報も教えて頂き。「またご縁がありましたら、お会い出来ますように。」のお言葉にほぼ泣いていました(涙)

 

途中、観光センターのお姉さんに聞いた神柱神社に寄りつつホテルに戻り、次の日の山の準備を。そして夕飯をどうしようかなぁと。迷った結果、観光センターで聞いた都城駅前の「千里十里」へ行くことに。地元のタクシーの運転手さんが通うという、ラーメンと餃子が有名のお店で、取材も多く入るお店とのこと。入ったら満席でしたが、一人だったのと、待ち時間が長くてもいいという条件で入れて貰えました。おそらく70代に近い大女将にどこから来たのかなど話しかけられ、みんな温かいなぁとまたもほぼ泣いていました(涙)頼んだものは、ビール、焼き餃子、地鶏の串焼きにラーメン。部活男子並みの夕飯だなと自分突っ込み笑 ラーメンがとっても美味しかった。また食べたいです。 

DAY2: 都城-高千穂峰 都城駅泊

ある時からとても気になっていた霧島連山の高千穂峰(たかちほのみね)。幕末の歴史が好きで、坂本龍馬がおりょうと登ったと言われている山だからとか、去年高千穂峡に行ったからとかはあるんですが、何かそれ以上に惹きつけられるものがあり。素晴らしかったです。 

 

未開の山に一人で行くのは初めてでした。近くに活火山の新燃岳があるので、事前の下調べを入念に。長野県の御嶽山の教訓があるので、ヘルメット持って行った方がいい説も。荷物になるから面倒だなと思ったら、ビジターセンターでお借り出来るとのこと。でも、誰も持って行っている様子がないので、私もそうしました。

 

歩き始めから感動。最初の鳥居の写真が登山道入口なのですが、鳥居の手前と入ったところとでは空気感がピシッと違いました。そして歩き進めると、溶岩の塊がゴツゴツし始め、ルートがわかりずらい場所に到達しました。岩に印が付いており、そこを辿れば良いのですが、若干戸惑っていた時、地元のご婦人に話しかけられました。聞けば、70歳を過ぎた方で、全くそうは見えず、とても元気。高千穂峰に来ることと、ジム通いが楽しいと。自分の友達に話すと、自慢話みたくなってしまうから、気にして話すことが出来ない、私に聞いて貰って嬉しいとのことでした笑 ご婦人は私の前を歩いて、わかりずらいルートをリードして下さいました。またもほぼ泣くの巻(涙)溶岩のルートは続きます。段々ご婦人のボルテージが上がり、地元の方言が増え、気持ちは伝わるけど、何を言っているかわからない笑 そして、全てに相槌を打っていると息が切れる⇒歩みも遅くなる⇒帰りのバスがなくなる、とデメリットが生じることに気付き...。申し訳ないけど先に行こう。ご婦人が暑がって服を脱ぐと言って来たので、ゆっくり行っていますね~とお伝えして、足早に先を急ぎました笑 

 

御鉢に到達です。火山で好きなところが御鉢です。ずっと見ていられます。御鉢から頂上への道は雪が少しあり、更に空気が澄んで来ました。そして頂上。天孫降臨神話の天の逆鉾があります。写真を何枚も激写。もっと長い時間頂上にいたかった~。ふとあのご婦人発見。ちょっと申し訳なかったかなと。でも今声を掛けると時間が...。取り敢えず腹ごしらえをし、出発する時に辺りを探しましたら、ご婦人の姿はなく。その先も会うことはありませんでした。必要な時に助けて頂けたことに感謝。というか、先を急いでますと正直に言えば済む話でした。ちょっと反省。

 

後ろ髪引かれつつも下山を。下山はあっという間でした。雪で滑りそうな箇所や、溶岩のゴツゴツもクリアしたのに、終盤の何もないところですっ転びました。それも2回。よくやります、大変なところはクリア出来るのに笑

 

バスを乗り継いてホテルに戻りました。登山の荷物を置き、夕飯へ。またも観光センターで聞いた、都城駅前の「駅亭」へ。中へ入ったら、結構賑わっていました。前日といいこの日といい、店の選択がおっさんです笑 一人で飲んでいましたら、何だかとても自由を感じました。そもそも家族がこうやって外に出してくれる時点で自由なんですが、山のエネルギーのお陰でしょうか、もっと広域な感じ...解放感でしょうか。日中の運動量と数杯のお酒とで身体が火照り、顔まで熱くなって来たので早々にホテルに戻りました。

DAY3: 都城-霧島神宮-宮崎-お鮨 宮崎駅泊

都城から霧島神宮駅へ。霧島神宮駅から霧島神宮行きのバスは圧倒的に少ないのでタクシーを使うことに。運転手さんがとても良い方で。お子さんは自立され、奥様とは別の道を歩むことになり、お一人身と。何だかお話しが深くなって来ましたよ。結局、嫁に来ないか?と笑 リップサービスでしょうが、何か楽しかったです。ご自宅は温泉入り放題とか。ちょっといいなと思ったりして笑

 

霧島神宮に着きました。前日、高千穂峰(そもそもの霧島神宮があったところ)に行ったからでしょうか、自分自身の充電が100%?になっていたようで、感動がさほど。。。神宮様、スミマセン!いやいや、何か家に帰って来たような安心感。タクシーの運転手さんが、御神木に郡司さんが祈っている姿に見えるコブがあると教えてくれ。御神木の表側しか見ない人が多いけど、裏側にあると。御神木まで来ました。どうやって裏側に行くかわからず。ウロウロしていたら、カメラマンらしき叔父さんが、あっちに回ると見えるよと教えてくれました。またも助けがあり(涙)高千穂峰の圧倒感からの霧島神宮。何でしょう、思いましたのは、畏れを感じるような状況が自分は好きなのかも...と。要らない情報ですが、ドMと思います笑

 

霧島神宮を早々に後にし、宮崎駅へ。夜はお鮨。その前に、お昼も土地の名産を食べたい、ということで昔ながらのチキン南蛮のお店、「味のおぐら本店」に行きました。鶏も好きだし、チキン南蛮も好きだし。お店は宮崎駅から少し歩いた、路地裏にありました。人が並んでます。私が行った時は平日。土日は更に観光客で長い列だそう。回転は早く、さほど待たずに入れました。チキン南蛮のタルタルにドレッシングが入ってるのかな?普通にマヨネーズ感だともっと好きだなと思いました。でも美味しかったし、名物を食べられた満足感。その後、デパートの地下でソフトクリームを食べ、ホテルで夜に備えて休憩を。旅って、何でお腹一杯食べてしまうんでしょうね~笑 果たして夜までにお腹空くのか?!

 

一人を満喫し過ぎて、若干何しに来た感...笑 いやいや、これからです。夜にやっとボディートーク施術士の先輩と仲間と再会。お鮨屋さんの「一心鮨 光洋」へ。高級感溢れます。もうこんな経験しないかもしれない。凝ったお食事が運ばれます。結構お腹一杯だよ~の頃にお鮨登場。お酢がきいていました。後から聞いたら赤酢を使っているとのこと。赤酢なんて言い方があることすら知らなかった。高級に触れて、良い経験でした。お鮨屋さんのあとに、仲間のご家族に会う機会もあり。何だか色々と凄い旅だなぁとしみじみしました。

DAY4: ボディートークアクセスセミナー 宮崎駅泊

ボディートークアクセスセミナーとは、ボディートークの根幹となる「大脳皮質」を始め、「切り換え」「水和」「体化学」「相互部位」「ファーストエイド」のテクニックを、セルフケアとして1日で学ぶことの出来るセミナーです。私が最初に学んだのは6年位前になりますが、何度受けても新しい発見があります。この日もすっかり受講生気分で、あんまりセミナーのお手伝いの役目をしていなかったような(汗)講師の先生の楽しそうな様子をパチリ。

 

夕飯は仲間と一緒に宮崎駅の「平家の郷」で宮崎牛を食べました。普通に考えたら少々お値段高い夕食でしたが、前日のお鮨屋があったので、感覚が麻痺していました笑 鶏が一番好きだけど、牛肉も美味しかったです。私の知り得なかった世界のことを話してくれる仲間。ボディートークの施術士の仲間と会うのは、私の生活の中で楽しみであり、大切な時間の一つです。

DAY5: 宮崎-宮崎空港-羽田空港 帰宅

帰る日に雨~。必要な時には晴れていて良かった。晴れ女です。ホテルを後にし、宮崎空港へ。お土産を物色。焼酎はコンビニの方が安かろうと、小さいボトルの「黒霧島」と「白霧島」を買っておきました。空港では他に、「茜霧島」とか限定の「霧島」があることを知り。(先日、埼玉県のスーパーで「虎斑(とらふ)霧島」なんてのもあるのを見かけました。)ささみの燻製、友人カップルにあげるバームクーヘンを購入。折しも旅直前、知人が教えてくれた宮崎の「マキシマム」という調味料。宮崎に行くよと伝えていなかったのに笑 ホテルの朝食コーナーにあったので、サラダにかけてみました。マジックソルトのスパイシー版、といったところでしょうか。その味のポテトスナックも購入。まだ時間があったのでウロウロ。地ビールが目に留まりました。素敵なグラス。無事に旅を終えたことに祝杯を。

 

最後の写真は、高千穂峰に登る手前のビジターセンターで頂いた手書きの地図。昭文社の山岳地図を買ったのにも関わらず、これを見ながら登っていました笑 絵が上手で、味のある地図。紙がくたびれてしまったので、記念に写真に撮っておきました。

 

あっという間に過ぎた5日間。充実していた感と、こなすのに一生懸命?だったような感覚もあり。高千穂峰は、また季節を変えて、行きたいです。