コロナだとかコロちゃんだとかコアラだとか

下記の青字は、フェイスブックで目にした、栃木県の自然派の医師・本間真二郎さんの記事です。意識にアプローチするセラピストとして、この事態で目にした記事の中で一番しっくり来る内容でした。

 

これまで私は正直、今回の事態をほぼ気にしていませんでした。うがい、手洗いは普段と一緒、いつも通りに過ごす。私は動物占いで、コアラが自分の象徴なので、我が家では「コアラウィルスこえ~。」などと旦那さんに言われ、ネタにしていたぐらい...。だけど、小池都知事の会見は、色々とヤバさが突出したと感じました。

 

そして、何だか急に使命感にかられ、家族を守らねば!と。といってもうちは旦那さん一人。何をしたかと言えば、スーパーを2往復し、ビールの備蓄を増やしました笑 週末を楽しく過ごす為に。そして、ちょっと缶詰を増やし、ちょっとカップラーメンも増やしました。買占めはしていませんよ。

 

私の持論としましては、それぞれが出来ることを、納得のいくまで一旦やってみたらいいと思います。(責任は取れませんが...。)これがいいよ、あれがだめよと言っても、今、それに従いたいと思うでしょうか。やっていく中で、疲弊して長続きしないもの、これなら続けられるというものが出て来ると思います。この事態はおそらく長期戦になると思いますので。

 

外的と内的に対峙するもののバランス。その根本となるものを本間真二郎さんは書いて下さっていますので、良ければご覧になってみて下さい。

(2020年3月19日フェイスブック投稿記事より引用させて頂きました。)

  

~本間真二郎さん記事~

今回は、一連のコロナウイルス関連の記事としてではなく「私の独り言」として書いておきます。

前回の合宿にご参加の皆様にはすでにお話ししましたが、現代がどのような時期かを考えると、今回の新型コロナウイルスは必然として現れています。

『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は令和の時代の新たな「命定め」』

かつて日本では、感染症は「命定め」と言われていました。命定めを辞書で引くと「場合により亡くなることがある感染症」という意味で使われているそうです。

しかし、本来は、感染症にかかったことをきっかけに、この世界にとどまれる命であるのか、この世界にとどまるにふさわしい生き方をしているのかを見定める病気という意味だと思います。

命定めとなった感染症の代表は、痘瘡(天然痘)や麻疹(はしか)とされていますが、感染症には他にも非常にたくさんの種類があり、かつてはどれも命にかかわる可能性がありました(歴史をみると分かりますが天皇でも珍しくなく亡くなっています)。

感染症による死亡率が高かった理由は、主に、衛生環境が悪い(とくに上下水道が整備されていない)、栄養状態が悪い、治療法がないなどの理由によると思われます。

とくに、幼少の子どもでは、かつてはとても死亡率が高く、いつ感染症で命を落としても不思議ではない状態だったのです。日本には七歳までは神のうち(いつ神の世界=あの世に行くかわからない)という言葉もあります。同様に、免疫力や体力の落ちた高齢の人も、かなりの割合が感染症で亡くなっていました。

産業革命以降の、上下水道などの衛生管理、抗生物質の発見、栄養状態の改善、点滴などの治療、救命救急医療・集中治療などの発達などにより、現代では、感染症は人類にとっての一番の脅威ではなくなっています。

今までの季節性インフルエンザや様々な新興感染症の一部、さらには通常の風邪であっても、免疫状態が悪かったり、抵抗力が落ちていれば命にかかわることがあることは現代も同じです。

そして、今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のような感染症は変異したものや新しいものが今後も次々と出現してくる可能性が高いと思います。

このような感染症に対しては、身の回りをどんなに滅菌・除菌しても、どんなに抗生剤を飲んでいても、どんなにワクチンを打っても、どんなに薬を飲んでも防ぐ事は出来ず、むしろ自分自身の免疫力・抵抗力を下げる事にしかなりません。

つまり、病気の原因を外に求め、それに対処していく方法では、何をしても根本の解決にはならないのです(注:対症療法にまったく意味がないわけではなく、必要な時もあります)。

今後は、感染症を含め、病気というものに対する考え方を根本的に見なおすことが必要になってくるでしょう。つまり、自分の外(他者軸)に頼るのではなく、自分の内なる力(自己軸)を中心とした予防法、治療法、健康法、生き方などに移行していくのです。

今回の新型コロナウイルス感染症が、一時的な流行で終わるだけではなく、様々なことを考えるきっかけ(つまり人類の意識の変容)となるのではないでしょうか。

・微生物とは何か 感染症とは何か
・感染症にかかる意味 重症になる意味 合併症が出る意味とは
・感染症を本当に予防するとは ワクチンとは
・病気は自分の内側の問題(自己軸)なのか外側の問題(他者軸)なのか
・対症療法(他者軸)と根本療法(自己軸)とは
・身の回りで起きている様々な事(他者軸)は自分と関係ないのか
・分からない事は政府や専門家(他者軸)に任せておけばいいのか
・皆がやっている(他者軸)から正しい、大丈夫なのか
・自己を主張するとは 自分勝手になる・ならないとは
・お金とは何か 仕事とは何か 教育とは何か
・人間とは何か 世界とは何か 生きるとは何か
・・・

現代社会は、あらゆる考え方のベースが他者軸(他人や社会、外部=皆がやっていることに合わせる)の時代です。

皆がしていることに自分を合わせて(場合により他人も強制的に合わせて)いれば、何も考えなくとも、何も問題ない、と考える風潮がとても強くなっています。しかし、他者に合わせるだけでは自己の成長や真の実現はなく、それにより、たくさんの歪みも生まれています。

今回の新型コロナウイルスの世界的なパンデミックをきっかけにして、政治、経済、医療、農業、教育、宗教、環境・・・いままで当たり前と思っていた価値観、仕組み、常識、権威というものが大きく揺らいでいきます。

様々な出来事に対して、いかに本質から目を背け、問題を先送りにして来たかということがはっきりしてくるでしょう。つまり、あらゆるものの本質をとらえ、自己軸(自分の内側)で考え直す必要がある段階に入っていきます。

単に、他者軸が悪く自己軸が良いというわけでも、他者軸に合わせることが良くないわけでも、自己軸を主張し自分勝手にすることが良いわけでもありません。他者軸の考えと自己軸の考えを自分の中でどのようにすり合わせ、社会で活動するか、皆と協力して行くか、ということなのです。

それが多様性を認めながらも、それぞれが自己を実現できる社会につながって行くと思います。

感染の拡大、経済崩壊などは、始まりにすぎません。
今回の新型コロナウイルスは人類全体の意識(自我)の変容を誘導していくと思います。